焙煎


豆の焼け方

焙煎とは…珈琲生豆の持つ美味しさ(お湯に溶けない状態)を
       焙煎豆(お湯に溶ける状態)に100%体現してやることです。

スペシャルティコーヒーの焙煎は従来の「味(不味さ)を出さない焙煎」では無く
「味を出す焙煎」が必要で、一般品(プレミアム・スタンダード)より
味をたくさん持っているのでより多くのカロリーを必要とします。

どんなに素晴らしい味わいを持った珈琲生豆でも
焙煎次第で一般品(プレミアム・スタンダード)と
変わらないコーヒー豆に成り下がることも多々あります。

焼成度
スペシャルティコーヒー生豆の持つ特別な美味しさを飛ばさず・
焦がさず・捻じ曲げず・焙煎豆にどれだけ体現できたか?
これを焼成度で表します。焼成度が高ければ高いほど味や香りが
長期間持続し、細かく挽くことができ、抽出が簡単になります。
焼成度50%〜
75%の
焙煎豆
豆を粗めに挽いたり、お湯の温度を下げたり、
豆の量を多めにしてやる等の
粉砕・抽出時の修正が必要となる焙煎豆。
ある程度の道具でだれでも焼けるレベル。

焼成度75%〜
90%の
焙煎豆
中細挽きでも苦くない、抽出時の修正を必要としない焙煎豆
コーヒーメーカーでも美味しくできる!
ある程度の知識とそこそこの道具が必要
(アウベルクラフトの焙煎器ならこのレベルは焼ける)
焼成度90%
以上の
焙煎豆
極細挽きでも苦くない、抽出時の修正を必要としない焙煎豆で
尚且つ8gの豆で充分な味わいを持つ珈琲になる焙煎豆
家庭用エスプレッソマシーンでも美味しく出来る!
それなりの知識とそれなりの道具が必要
(安定して適正なカロリーを与え続けてやれるマシーンと
正しい焙煎理論に基づいた知識と技術が必要)
焙煎度合い
珈琲生豆は熱を加えてやると約180度前後でパチパチと音をたてます。
これを1ハゼと呼び、珈琲生豆が焙煎豆になった合図です。
さらに熱を加えてやると約200度超でピチピチと音をたてます。
これを2ハゼと呼び、これ以降油脂分が生成され、いわゆるこくは増しますが
徐々に味は抜けて行き、最後は焦げてしまいます。
「焙煎豆になってから焦げる直前まで」どこで焙煎を止めても美味しく飲めますが
どこで止めたかを焙煎度合いと呼び下記の8段階があります。
(ただし、焙煎機・焙煎方法が違えば同じ豆を同じ焙煎度合いにしたからといって
同じ味にはなりません。)
焙煎度合い
(当店の煎り止め)
豆の状態 スペシャルティコーヒーの味の傾向
ライト・シナモン 1ハゼの始まりから
終了前まで
まだ、焙煎豆になっていない状態なので
珈琲として楽しめる代物ではない
ミディアム 1ハゼの終了 酸味ではなく酸の状態なので、すっぱいかも?
もう少し味を出したいですねぇ
ハイ
(中浅煎り)
2ハゼの直前 酸味や美味しさの個性がハッキリ出るところ
良質の酸味はすっぱくない!!
SCAA等のカッピングの基準
シティ
(中煎り)
2ハゼの初め 酸味が和らぎ香ばしさが出始める
甘くまろやかな味わい
日本人向き?
フルシティ
(中深煎)
2ハゼのピーク 酸味が隠し味的に身を潜め油脂分の生成による
とろんとした感覚(いわゆるこく)と香ばしさが
増しますが個性は弱くなります。
フレンチ・イタリアン
(深煎り)
2ハゼの終わり 焦げる直前の「おこげ」状態
甘くとろんとした味で個性は消える寸前
焦がさないようホドホドで止めましょう!


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