レインフォレストアライアンス
コーヒーに託された使命
熱帯地域では2500万人以上もの人々が生活をコーヒーの
生産に頼っている。コーヒーは世界でも石油に次ぐ取引高を誇り、
多くの国では経済の中心を成す農産物でもある。
10年ほど前にRainforest AllianceとSAN(Sustainabie Agriculture Network)
の加盟団体は、伝統的な森林と共存しているコーヒー農園は
野生動物の住処にもなっていることを立証した。
現在、世界中のコーヒー愛好家はRainforest Allianceの認証シールの
あるコーヒーを買うことで、間接的に熱帯雨林の鳥獣保護区域の
維持する農家に協力することができるようになっている。
カエルのマーク
Rainforest Allianceのエコ表示はそのコーヒーが
Rainforest Allianceが定めた社会的、環境的基準に合致しており、
また検査にも合格していることを保証するものである。
その基準には周辺の森林、河川、土壌、野生動物が保護されており、
農場の労働者は教育や医療を含めて満足できる待遇を
受けていることも含まれる。
また社会、環境、経済の問題をも広くカバーし、
Rainforest Alliance が提唱する農法に賛同している農場では
接続可能農法への転換が行われている。
「Rainforest Alliance」の冊子より

2003年11月13日の「Rainforest Allianceのセミナー」に参加して
この素晴らしい認証プログラムに出会いました。

グアテマラ・コロンビア・エルサルバドル・ブラジルの
認証農園の方々の講演と試飲・サンプル生豆と
実際に珈琲処豆屋で焙煎した
「グアテマラ ヌエバ・グラナダ農園」
「エルサルバドル モンテシオン農園」
のコーヒーを中心に珈琲処豆屋流にこの素晴らしい
認証プログラムの実際を検証してみました。

コーヒー
栽培
農園の
認証
コーヒーの木は本来他の動植物と共生していた。
(エチオピアの原生林には野生のコーヒーの木が現存する)
それをコーヒーの木だけ引っ張り出し生産性を高めたが
こういった単式農法では生産量は増加したが
土地は痩せ、木勢は弱くなり、化学肥料・農薬の使用が
増大した。(その結果、美味しさも無くなった。)

これを元の自然共生型農業に戻そうという試みなので
珈琲の美味しさにとっても素晴らしいことである。
この自然共生型農業は森林保護・自然環境保護
野生生物の保護にも役立つことになる。

栽培に関する認証条件のいろいろ
・)使用農薬の規制
・)化学肥料に対する使用規制
・)シェードツリーの種類・本数に関する規定
・)野生動物の保護に関する規定

*栽培品種に関する規定は無いようです!
農園
従事者
とその
家族の
サポート
その農園で働く人たちの労働環境にまで
数多くの規定があることに驚きました。
ブラジルの「DATERRA農園」やグアテマラのヌエバ・
グラナダ農園(どちらも大農園)では
労働者やその子供達にハイレベルな教育環境を与え
決して農作業に子供を従事させないと胸を張っていました。

労働環境に関する認証条件のいろいろ
・)賃金の規定
・)医療設備に関する規定
・)農園従事者の住環境に関する規定
・)農園従事者の子供に関する規定

*農園が山間部にある為、労働者の子供達が公立の
  学校に通うには遠すぎて無理なのだそうです。
珈琲処豆屋としては「こんなに頑張っている農園は
絶対!応援していきたい!」無条件でそう思いました。
とりあえず、「グアテマラ ヌエバ・グラナダ農園」を
1袋注文しました。
サンプル
生豆の
評価
グアテマラ〔悪くない、酸味がない・個性が無い〕
コロンビア〔バリエダ種の臭いあり・普通のスプレモ??〕
・エルサルバドル〔味の汚れあり・普通のエルサルバドル〕
・ブラジル〔あえて味は見ませんでした。〕
グアテマラ 
ヌエバ
グラナダ
農園
産地的に難しいのか??
農園はグアテマラの南西サンマルコス地区にあり
標高は1100〜1500mと少し低いものの
TacanaとTajamulcoの2つの火山が在り
土質は極めて良い。
品種はブルボン・カツアイの混栽だそうです。
毎年、15万本が新植されその数に応じて
カットバック(老木の廃棄)も行われている。
レインフォレストアライアンスの認証を受ける為に
マカダミアナッツの木と数種類の木を
3万本新たに植えたそうです。
農園内には3つの泉と2つの川があり
その水資源を汚染しないよう厳しく管理している
そうです。

エコロジカルミル(精製機械)を導入しており
通常使用量の20%の水でパルピング(果肉除去)され
パルプ(取り除かれた果肉等)は肥料として再利用され
粘液で汚れた水は穴に流し土壌に戻すという方法が
とられ、決してパルピングで汚れた水を川に流す
ことはないそうです。

労働者にも適正な賃金を支払い、貯金を奨励したり
収穫祭には頑張った人を表彰したりもしています。
お風呂や診察室もあり予防接種や寄生虫の処置
などをしているそうです。
農園内に保育所・小学校があり
労働者の子供達の教育環境も充実させています。
「グアテマラ ヌエバ・グラナダ農園」
「エルサルバドル モンテシオン農園」を実際に扱ってみて
珈琲処豆屋の結論としては
「この2つのロットはスペシャルティコーヒーという
レベルの珈琲ではない。」ということでした。
たしかに、栽培・精製は素晴らしいと思います。
でもこれは「スペシャルティコーヒーの生産者」にとっては
当たり前の栽培・精製方法で大きなお金を払って
わざわざ取らないといけないような「マーク」では
無いと思います。もちろん同じレベルの
「スタンダードコーヒー」というカテゴリーでの選択肢なら
「カエルのマーク」も少しは意味がある
のかもしれません。
(2003年11月)

その後のカエル
カエルのマークの花盛り
UCC・キーコーヒーの両巨頭はもちろん
味の素・ハマヤなど多くの企業が
この認証コーヒーを混ぜて
カエルのマークのブレンドコーヒーを
販売しているようです。
レインフォレスト アライアンスセミナー
から3年が過ぎ、
日本でもカエルのマークを良く
見かけるようになりました。
残念ながら、
価格に見合った品質の物は無く
JASやフェアートレードのように
「売らんが為のマーク!」
として大手企業に利用されている
だけのようです。
「缶コーヒー」に使われるようになれば
末期症状でしょう!!
カエルのマークのバナナ 先日近所のスーパーで売っていた
レインフォレストアライアンス認証
マーク付きバナナ
値段もそこそこ!味もそこそこ!!
売り場には
マークの説明もなにもありませんでした。
店主愛用の雨傘は… レインフォレストアライアンスの傘!!
3年前レインフォレストアライアンスの
ホームページで買った雨傘!!
結構気に入ってました!!
ボロボロになり、引退

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